自然形体療法(治癒理論40箇条)の解説・・・・20まで

1 自然な動きを助けると可動域が広がる。

人間に限らず、自然界の動植物は生存の為に最適な身体と行動の自由を常に維持しようとしている。

それは生存競争を生き抜く為に不可欠の要件である。

その為に体内で必要なものを発達させ、不必要なものは即座に回収し、必要とする部分へ振り向けるようにしているのである。

これは常に自分自身の持つ全ての能力を必要なところへ投入するという戦いの原則に則っているのである。

そして、これこそが環境適応の根源的活力である。

この世界、この世は適者生存の原則で初めて成立しうるのである。

生存の為に知恵を使うもの、力を使うもの、速さや、空を飛ぶ事や、水中に活路を求めるもの、土中や密林や林や川の中、池の中、湖の中、あらゆる所に生存の可能性を求めて、もてる力を最高限度発揮する事を求められている。

競争や戦いと言うと忌み嫌う平和主義者がいるが、その人は他の生物の命を奪って生きていることを全く考えてもいないのである。

2 不自然な動きを阻止すると可動域が広がる

上記1.の反対表現であると同時に、動作転位の理論的根拠を表現した原理条項である。
動作転位の発見からこの原理に思い至った。
不自然な動きを阻止する事は、身体に自然な動きをさせるということである。
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3 筋肉、神経は、呼気で牽引すると弛緩する。

3.筋肉、神経は呼気で牽引すると弛緩する。

筋肉は緊張して、牽引する能力しかない。

組織が柔軟な構造になっているので、押す力はないのである。

これは同時に筋肉自身は弛緩する事ができない事を意味する。

そこで、身体にはこれに対応する拮抗筋が必ず存在する。

腕を屈曲する動作を考えると、腕を曲げる時は内側の筋肉が緊張し、腕を曲げる。

この時に外側の筋肉は牽引され弛緩する。

即ち伸びるのである。

この両者が拮抗筋である。

反対に腕を伸ばすときは外側の筋が緊張して牽引し、内側の筋は牽引されて伸びるのである。

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4 身体を反らせる動作は、吸気で可動域が広がる。

4.身体を反らせる動作は吸気で可動域が広がる。

身体を反らせる為には腹腔内が拡張していなければならない。

その為には肺に空気が一杯入っている必要がある。

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5 上肢は回内すると挙上しやすくなる。(回外は反対)

5.上肢は回内すると挙上し易くなる(回外は反対)。

これは自分で両手を挙上してみるとすぐに判る。

両手首を回内して上げるであろう。

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6 筋肉、神経は吸気で牽引すると可動域が狭くなる。

6 筋肉、神経は吸気で牽引すると可動域が狭くなる。

 

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7 7.身体の屈伸の基準は静止位置を基準とする。

7.身体の屈伸の基準は静止位置を基準とする。(特定の形を基準とするのではない)

身体は静止状態から動かしたときに、屈曲したか、反らしたかを判断する。

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8 8.脳の判断基準は静止の状態で決定される。静止は一瞬で良い。

8.脳の判断基準は静止の状態で決定される。静止は一瞬で良い。

本文省略 …

9 手法が脳に環境として決定付けられるのは静止した瞬間である。

9.手法が脳に環境として決定付けられるのは静止した瞬間である。これを決まると言う。

故に手法は一瞬の静止を必要とする。
手法は動きのある状態では脳に対する決定的環境にはならない。

安心できないからである。

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10.身体の脳は環境の変化を最初は全て攻撃と見なして緊張する。

10.身体の脳は環境の変化を最初は全て攻撃と見なして緊張する。

その後に敵味方を判断する。
それは安全か危険かと言う事である。安全を確認した後に全身の緊張を解く。
瞬時触定の原理である。

全ての環境に対し、安全だという前提で行動すれば、命は幾つあっても足りない事になる。

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11.環境に対する反応は全身を使う。

11.環境に対する反応は全身を使う。

獅子はウサギ相手にも全力を尽くすという例えがある。

獅子だけではなく、野生の動物は戦いにおいて、相手を侮る事はしない。

相手が弱くても、無用な戦いは避けるのが常である。

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12.心の脳は思考し、身体の脳は反応する。

12.心の脳は思考し、身体の脳は反応する。

身体の脳は考えない。考えている間に生命を失う危険性があるからである。
これは生き残るための大原則である。

身体は常に外部の環境に対して、休みなく反応し続けている。

ほんのわずかの気温や気圧、湿度などにも、意識の脳では感じ得ない微細な変化を関知し、対応(順応)しているが、その為の原則は全ての環境は危険であるという前提に立っているのである。

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13.身体の歪みは学習と過剰防御反応の結果である。

13.身体の歪みは学習と過剰防御反応の結果である。

身体の歪みの根源は一体何であろうか?なぜ起こるのであろうか?

これを考える前に、幼児の頃を思い出してもらいたい。

両手足を動かすことから始まり、寝返りを打てるようになり、ハイハイをして、四つ這いができるようになり、伝え歩きをし、よちよち歩きができるようになり、そして両足で立って歩行ができるようになるのである。

これら一連の動作は毎日の反復訓練で初めて可能となる。

そして、身体の脳が自身の身体をどう動かすかを覚え、心の意識の命令に基づき、あらゆる運動動作が可能になるのである。

これが学習効果であり、運動も武道もあらゆる動作が無意識的にできるようになる。

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14.身体の脳は身体改造を命令し実行できる。

14.身体の脳は身体改造を命令し実行できる。(例、リウマチ、骨形成、骨溶解、ガングリオン)

身体の脳は必要であれば、自らの身体を自在に改造する能力を持っている。それが、適応力の源なのである。

しかし、それは適応であって進化ではない。

何故なら、「進化は退化と一体のものであるからである。」

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15.身体の脳は心の脳の命令によって反応するが、危険を感じたときには従わない事がある。

15.身体の脳は心の脳の命令によって反応するが、危険を感じたときには従わない事がある。

身体の意志は自らの身体を常に健全に保ち、生存しようとすることに全精力を傾けているのである。

これは生命体の根源的意志であり、使命である。

この為、心の脳、心の意志がこれにそぐわない命令を下しても、従わないことがあるのである。

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16.脊髄反射は身体の脳の下部組織への権限委譲である。

16.脊髄反射は身体の脳の下部組織への権限委譲である。

緊急を要する場合の身体の反応をより早く行うために、脳への報告と脳からの命令を待てない場合のために、脊髄反射がある。

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17.感覚器官(五感、感情脳)は身体の脳に直結している。

17.感覚器官(五感、感情脳)は身体の脳に直結している。
情動である。

人間は不安を感じると心臓の鼓動は速まり、呼吸も早くなる。このような場合、人間は心の脳の意志とは関係なく、五感で感じて不安になる場合や、それ以外の理由のない不安を感じる時があるが、これは、感覚がそのまま身体の脳に直結して、その反応を引き出しているのである。

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18.身体の真の支配者は体の脳(生命中枢)である。

18.身体の真の支配者は体の脳(生命中枢)である。

一般には、自分の身体は自分が一番良く知っているなどと言うように、あたかも自分自身が身体の全てを知っていて、支配しているように思っているが、実際は何もしていないし、何も知ってはいない事を知らないのである。

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19.身体の脳は動きの速さに恐怖し、緩慢な動きに安心する。

19.身体の脳は動きの速さに恐怖し、緩慢な動きに安心する。

早さに恐怖を感じるのは、相手が自分の動きより早いと、その相手から逃れられないと感じるからである。

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19.身体の脳は動きの速さに恐怖し、緩慢な動きに安心する。

19.身体の脳は動きの速さに恐怖し、緩慢な動きに安心する。

早さに恐怖を感じるのは、相手が自分の動きより早いと、その相手から逃れられないと感じるからである。

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20.動きの速さの基準は自分自身の身体の動きを基準とする。

20.動きの速さの基準は自分自身の身体の動きを基準とする。

前項に関連して、相手の動きに対して恐怖を感じる時の早さの基準は自分の動ける早さである。

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