小松 尚子(しょうこ)
- 出身
- 大仙市太田町
- 趣味
- 登山、ウオーキング、写真撮影
- 今、ハマっていること
- 酵素や栄養の勉強、ダンス
治療家になる前は、何をされていたんですか?
実は、小学校の教員をしていたんです。
どうして、学校の先生という安定した仕事をやめて、治療家になるの?やめた方がいいよ。というご忠告をする方もいましたが、私の決意は固く、この道に進みました。
この道に進むきっかけは、何だったんですか?
平成15年のことです。4月、地域の運動会の百足競争で激しく転倒し、膝を強打したんです。
約1ヶ月ほど膝が腫れ正座もしゃがむこともできなくて、
ホームページを毎日あちこち見ているうちに、自然形体療法という聞き慣れない療法のホームページを見つけたんです。
私の膝も治るかもしれないと、問い合わせをし、わざわざ秋田から東京まで、施術を受けに出かけました。
これが、初めての自然形体療法との出会いです
結果、1回の施術で正座ができるようになって、その時から自然形体療法に信頼を寄せることとなりました。
そこから、どういういきさつで?
今度は、平成17年の秋です。左お尻や足に痺れが出て、整形外科では、坐骨神経痛と診断されました。
その後、すごくストレスのかかることがあったんですけど、1週間で、症状が急速にひどくなって、くるぶしのあたりが痛くて痛くて立っていられないほどでした。
仰向けに寝た状態では、左足が、太ももからすね・くるぶしにかけて、痛くて痛くて、ゆっくり寝ることができません。夜中に痛みで目が覚めることもありました。
これが、自然形体療法で直ったんです。
東京に月2回通いました。直るんだったら、どんなに遠くてもお金がかかってもいい、そんな気持ちでした。
自分の身体は、まだ完全ではなかった時から、この療法への関心が深まって・・・・・HPを見ると、通常考えられない驚くような回復例がいっぱい載っているんですよ!
だんだん、この療法を習ってみたい、と思うようになったんですね。
本当に習いに行ったんですね?お忙しいでしょうに。
実は、そんな気持ちでいたとき、学校内の人事で、学級担任をはずれ、比較的時間の余裕のある立場になったんです。
偶然というか、何かの導き(笑い)でしょうかね。
時間に余裕のある1年間を過ごしたので、この機会にと思い立って、自然形体療法を本当に勉強しに行ったんです。月に2回、泊まりがけで。
最初は、静岡まで行ったんですよ。
えっ?静岡ですか?そこからいざ開業というとまたハードルが高いですよね。
そう、静岡です。
でも、いざ習い始めると、予想していたよりも難しくて、大変だったんです。
でもね、2~3ヶ月練習して、夏のお盆の時、実家の母に施術してあげたら、「身体が軽くなって、走って歩きたいくらい。」って、言うんですよ。
うわ~~、やっぱり効くんだ~~、とうれしくなって、1年間で開業できるくらいの腕前にはなりました。家族のいろんな症状が良くなっていくんですよね。
その技術を生かして、開業したい・・・・
という気持ちと、
いやいや、今の安定した仕事をやめるべきではない。退職してからだって、できるじゃないか・・・・
という気持ち。
悩みました。
最後のハードルを越えたのは、なにで?
私には、3人の子供がいます。当時は、社会人、大学3年生、中学3年生でした。
その子供たちが、
「母さんのやりたいことをやればいい。」と応援してくれたことが大きかったですね~。
あと、退職金がある程度もらえることがわかったので、子供たちの学費は退職金でまかなえる、学校は出してあげられる、というのも大きな安心でした。
それに、学校の先生は大勢いるけれど、自然形体療法で身体を直してあげられるのは、この地域では私しかいない、という使命感がありました。
それで、とうとう決意したんです。教員をやめて、開業するぞ!と。
その思いは、今もかわりませんか?
はい、坐骨神経痛で苦しんだ経験から、病院等で直らず悩んでいる人のためになりたい、と今もそういう思いで施術をしています。
痛みなどの不調の苦しさは、本人でないとわからないですよね。苦しい時期が長くなればなるほど、一生この痛みは直らないんじゃないか、とも思うし。
それから、8時間のフルタイム勤務(なんてもんじゃなくて実際は11時間勤務ぐらいでしたね)をしながらの子育て、お姑さんにもつかえ、毎日仕事を持ち帰り、40代中頃で無理をしたつけがきたんでしょうね。
痛みなどで悩んでいる人のためと、
仕事をし、家事もやり、子育てもし・・・・・という女性の皆さんが少しでも健康でいきいきと毎日を送れるように応援したい、という気持ちで、
日々、患者さんの施術をしています。
今、腰痛などで悩んでいる方に一言どうぞ。
整体って、痛いんじゃないか、本当に直るの?と施術を受ける勇気がない、という方も大勢いらっしゃると思います。
安心してください。優しくて,気持ち良くて、ぜんぜん痛く無い施術ですよ。今なら、初めての方が勇気を出して一歩踏み出せるように、初回割引をやってますから、チャンスです。
それに、肩こりやだるさなど体調が良くなるだけでなく、ここに来ていろいろお話をしたり、気持ち良いリラックスした時間を過ごせることが、
ふだん忙しくゆとりのない毎日を過ごす女性の皆さんにとっては、かけがえのない時間になります
今、酵素や栄養の勉強にはまっているそうですね。ダンスも?
はい、4年ほど前から、ファスティングに興味があり、栄養の勉強をしています。特に、平成30年10月よりは、日本酵素栄養学の第1人者である、鶴見隆史医師主催の酵素栄養学セミナーを受け、本格的に栄養の勉強をしています。
これまで、自然形体療法で腰痛や肩こりなどを和らげてきましたが、食事も腰痛や肩こり等の原因の一つであり、食事の改善でも、そうような症状が改善することを学んでいます。
個人差はありますが、食事も改善することで、症状の改善が早まることを感じていますので、少しずつですが、患者様に食の改善の話もするようにしています。
睡眠やお風呂などのライフスタイル、食事、そして自然形体療法と、総合的にアドバイスできるよう、これからも、しっかり勉強を続けていきたいと思っています。
令和3年の6月よりは、日本のトレーナーの中でも中心的な存在の齋藤先生に身体について様々な観点からZOOMなどで講義を受けています。様々な体操も教わり毎日実践していますが、単調でつまらない時もあるので、体を適度に動かし軽く汗をかくくらいのダンスをユーチューブで検索して真似して踊っています。
これを始めてみたら、楽しくて毎日何回も踊っています。
自分が知っている腰痛予防のエクササイズとかが、音楽に合わせてダンス感覚でやれたら、まずは楽しい。そしてそれが運動不足の解消や腰痛予防につながったら最高だな、と思い、将来的には、高齢者向きとか腰痛を繰り返している人向きとかのダンスを考案したいな、と考えています。
また、ラインやZOOMを使って、オンラインで体操を教えたり、遠方で来院が難しい方や交通手段が無い方のために、オンラインでのカウセリングや症状に合わせた自己療法等も教えることも可能です。
これまで、印象に残った患者さんはいますか?
はい、たくさんいますが、特に記憶に残っているのが、中学2年生の男の子です。
足に力が入らず、まともに歩けない状態でした。大学病院でいろいろ検査しても原因不明。そんな中、当院においでになりました。
1日おきの施術で16回、約1ヶ月で、普通に歩けるようになりました。
もし、歩けない状態が続いていたら、将来の希望も大幅に変更しなければいけなかったかもしれません。
一生を左右する一大事を解決したことで、この仕事の意義の大きさをまざまざと感じた出来事でした。
ひとりひとりの患者様が健康で、仕事や学校生活を楽しめるように、これからも精進してまいります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
お電話ありがとうございます、
コスモス自然形体院でございます。