頚椎症症例9 60代女性 さくらんぼ農家 首・肩・腕の痛み(首の痛み症例17、肩の痛み症例10)

施術前の状態

上を見ると、右耳の下から首・肩が特に痛い。右腕(手首の方まで)も痛い。

整形外科では、頚椎の椎間板が狭くなっているので回復には4~5ヶ月かかる、と言われた。

痛み止めと筋肉を柔らかくする薬をもらった。3日飲んだら、口の中が荒れてきた。痛み止めを飲んでも効かない。今までの人生で痛み止めが効かないのは初めて。

食欲もない。

薬局で栄養剤を勧められて飲んでいる。

9月10日にショックなことが3つも重なり、11日から痛くなった。

施術とその後の経過

1回目 平成29年10月15日

施術:まず、全身の歪みの調整。(歪みを直すことの意味)それから、肩・首の緊張を取る。首をじわ~っと牽引。右に痛みが出ているので、みぎ側を伸ばすように施術。

施術中に、痛みが出ている訳を説明。この症状はみなさん回復していること、回復のおおよその期間を説明。

施術後:お風呂など、日常の注意を指導。頚椎枕をレンタル。

患者さん曰く:気持ちが楽になった。痛みも楽になった。

2回目 10月21日

施術前のカウセリング:お風呂に入って横になっていると楽。自転車で風が当たると痛い。その時によって、手首だけ痛いとき。背中だけ痛い時がある。

施術:前回と同じ。

3回目 10月28日

施術前のカウセリング:痛み止めを飲まなくても良くなった。朝起きたとき痛く無かったので、目薬をさしてみた(上を見た)が痛く無かった。

食事も食べられるようになった。

仕事をしていると、まだ痛みは出てくる。

施術は同様。

患者さん曰く:今まで、痛み止めの薬を飲んでも、ビタミン剤を飲んでも、深海鮫の脂を飲んでも、冷湿布をやっても、温湿布をやっても、だめだった。

こんなに良くなるとは思わなかった。

考察

まだ完全ではないので、もう数回施術を行いたいところだったが、3回しかこられないから、と、これで終了。

短期間だったが、かなり回復。

痛みが出たきっかけは、強烈なストレス。3人の人に、気持ちを傷つけられるようなことを言われたら、次の日の朝から首が痛くて、仕事ができなくなったそうだ。

ストレスとは、たった1日でこれほどまでに身体に影響を与えるものなのだ、と改めて驚いた。

一時のストレスが原因なので、身体全体の疲れ具合とか、元々の血流はそれほど悪くなかったのではないか。だから、かなりの短期間でもこのように回復したのではないか、と考えられる。

食が進まなかったのは、強烈なストレスの影響と、痛みという新たなストレスで、交感神経が強烈に優位になり、副交感神経の働きが悪くなっていたため、と考えられる。

症状が落ち着いてきて、痛みというストレスが無くなって、自律神経が安定し、副交感神経が働くようになったので、食欲が出てきたのであろう。

※効果には個人差があります

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