膝痛症例25(オスグッド症例6) 高1女子 バレーボール かなりひどいオスグッド

 

 

 

 

 

 

施術前の状態

久々に、重症のオスグッド。
女子でこんなにひどい人は、初めて。

特に左がひどく、膝下の頸骨粗面が、ピラミッドみたいに突き出ている。
立位でちょっと膝を曲げただけで痛い。
歩いても痛い。椅子に座るとき立つときも痛い。
2年間も正座できない。

朝、起き上がるとき痛い。
こんなにひどいのに、我慢して練習している。しかも、アタッカーで、練習で何十回もジャンプ・着地を繰り返しているので、膝への負担はかなりのもの。
我慢の限界に達し、来院したようだ。

これほどの重症では、練習を休んで治療に専念しなければ、治らないだろう。
その旨伝えたが、でも、やっとレギュラーになったばかり。休めばレギュラーの座は無くなる。

練習を休んで治療に専念するか、家族で相談して,決めてほしい・・・・

その後・・・・・・・・練習しながらの治療を選択。

施術とその後の経過

1回目 平成24年8月

施術後:これほどの重症では、練習を休んで治療に専念しなければ、治らないだろう。
その旨伝えたが、でも、やっとレギュラーになったばかり。休めばレギュラーの座は無くなる。

練習を休んで治療に専念するか、家族で相談して,決めてほしい・・・・

その後・・・・・・・・練習しながらの治療を選択。

7回目

毎週火曜日が筋トレの日で、早く帰れるので、火曜日に施術して、今日で7回目。
やっと、正座できるようになった

相変わらず、施術をすれば痛みがやわらぎ、練習すれば悪化する、を繰り返してはいるが、
1回の施術で、ぐう~んと改善するようになってきた。

左膝の圧痛は、今日初めて無くなった。そして、正座ができた!
その後・・・・・・・・・・

平成25年8月

その後・・・・・・・・・・
平成25年8月

この1年間、施術しては少し良くなり、練習しては悪化し、を繰り返している。

それでも、少しずつ少しずつ改善していたが、

夏休みや冬休みで、1日練習になると、やはり普段の午後からの練習のときより、悪化する。

少しずつ少しずつ改善していた。
やっと、練習のとき、ひどい痛みではなく、ちょっとは楽になったな、と思ったのに、

火曜日、練習が終わらず、施術に来れなくて、1週あいたり、2週あいたりすることがある。
そうすると、やはり、また、ひどい痛みになって施術にやってくる。

かなり無理しているのだろう、

腰痛で激痛のときもあった。(この痛みはなくなった)

両アキレス腱まで痛くなった。(この痛みも軽くなった)

試合の時は、痛み止めを飲んでまで出場したそうだ。

もし、可能であれば、1週間か2週間毎日施術すれば、かなり良くなるだろう。
これが無理でも、

せめて、監督がオスグッドが悪化する筋トレをさせないとか、(片膝は、今は膝蓋靱帯炎)週に1度の施術は受けられるように、配慮してくれるとか・・・・

こんなに痛みを抱えていて、最高の戦いができるわけがない。
おまけに、高3になったら監督が変わって、火曜日が筋トレの日でなくなり、施術に来れなくなった。

その後どうなったのか。お母さんが腰痛できたので聞いたら、オスグッドの手術をしたそうだ・・・・

考察

膝に負担のかかる練習を続けていれば、やはりなかなか治らないという典型的な例でした。

治してあげたかったのに、とても残念です。

スポーツの監督というのは、選手が怪我をしていても休ませない、勝利第一主義の人が多いのでしょうか。

※効果・効能には、個人差があります。

オスグッドについて詳しくはこちら

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