半月板損傷(結果)に至った原因と誘因

結果(半月板損傷)があれば、原因と結果を導く誘因があります。

では、半月板損傷(結果)に至った原因と誘因は何でしょうか?

原因、誘因、結果の関係

半月板損傷、断裂の原因、誘因、結果の関係を説明する前に、この3つの関係と実例を挙げて説明します。

例えば、スポーツカーのタイヤ(車輪)がパンクしたとします。
タイヤに釘が刺さっていました。

普通に考えると原因はこの釘だと言うことになりますが、そうでしょうか?
この場合のスポーツカーのタイヤには空気が入っていて、パンクする原因があります。

空気の入っていないタイヤはパンクする原因がありません。
だから、釘が刺さってもパンクはしません。

パンクした原因は釘ではなく、タイヤの持つ性質なのです。

釘は単にそれを引き出さすきっかけになった「誘因」に過ぎないのです。

ですから、同じ車輪でもゴムだけで出来た車輪はパンクする性質(原因)がないので釘がささってもパンクしません。

別の例を挙げます。

「水」を入れたバケツと「ガソリン」を入れたバケツがあるとします。
両方に火をつけると「水」を入れたほうには何も起こりませんが、
「ガソリン」を入れた方は爆発します。

お分かりのように「水」には爆発する性質(原因)はありません。
しかし、「ガソリン」には火を近づけると爆発する性質(原因)があります。

この場合の「誘因」は火であり、原因は「ガソリン」の持つ爆発する性質です。

その結果、「原因」と結果(爆発)を誘い出した、(引き出した)のは火と言う「誘因」です。

火が「原因」ではないと言うことをご理解頂けたと思います。

「原因」「誘因、導引」「結果」の関係を現代医学は多くの分野で履き違えているのです。

花粉症、アレルギー、アトピーなどなど数え上げればキリが無いほどです。

半月板損傷の原因、誘因、結果
遅くなりましたが本題に戻ります。

. 半月板は柔らかく、弾力性はありますが、断裂、損傷しやすい性質を持っています。

.半月板損傷を起こす「誘因」は関節面の不正常な傾斜です。
この事により、半月板は部分的に不要な摩擦と圧力を受け続けます。

.関節面の傾斜が起こると部分的に傾斜した側の接触がより強くなり、半月板が磨耗し、変形し、最後に損傷、断裂という「結果」への経過を辿ります。

.関節面の傾斜は筋肉の緊張の偏りによるもので、それには靱帯も関係しています。

靱帯は骨と骨を繋ぎ止め、関節の可動を正常な範囲に止めて、動きを円滑にし、異常な可動域の広がりをなくす働きをしています。

しかし、疲労などにより、膝周辺の筋肉の緊張が偏るとこの靱帯が逆にテコの働きをして半月板に強い荷重がかかり、半月板を傷める誘因になってしまいます。

.その他に動作転位(注1)と言う現象が起こり、筋肉の緊張が無い時でも、動作時に脳からの命令の異常で筋肉の動きが整合性を持たなくなると関節にロックが掛かった様になり、これが誘因となり、靱帯、腱、筋肉に痛みを生じたり、半月板を損傷したりします。

上記4つの条件の複合が起こると必ず半月板損傷かオスグッド病に至ります。

(注1)「動作転位」とは身体の一部を動かした時だけ原因が発生して、症状が出る現象を言います。
これは今までに考えられなかった事であり、当然ながらX線やCT、MRIでも発見出来ません。
今までの検査機器は全て静止状態でしか検査出来ないからです。
半月板損傷の治療

治療は当然ながら、上記の「誘因」を解消することです。

原因自体は本来持つ性質であり、必要な性質なので解決する必要はなく、又解決することは出来ません。

「原因」はそれだけでは「結果」に結びつきません。
「誘因」を解決すれば「結果」は起きなくなるのです。

「誘因」は筋肉の異常緊張と関節の不自然な傾斜です。
これを解消すれば元々柔らかい半月板は元のように平らになり、治るのです。

「誘因」の筋肉の異常緊張と関節の不自然な傾斜がなくなれば、半月板は元に戻って平になります。

平になれば、ロック現象はなくなり、以前のように激しい運動にも耐えられるようになります。

最後に半月板損傷が治っても、筋肉や腱、靱帯の損傷があればそれ自体の痛みは残ります。

半月板損傷が治ることと、上記の筋肉や腱、靱帯の損傷による痛みが残る事とは違います。

筋肉や腱、靱帯の損傷は軽いものであればその場で治りますが、損傷の状態が酷ければ痛みがなくなるまでに時間がかかることがあるのです。

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半月板損傷

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