足首の痛み症例8(足首の捻挫) 中3男子 ハンドボール 大会1日目また捻挫

施術前の状態

令和4年 7月14日来院

約1週間前、左足首を捻挫。だいぶ良くなったが、ジャンプするとまだ痛い。16日と17日にハンドボールの県大会があるので、試合でしっかりプレイできるように痛みを取りたいと来院。

施術とその後の経過

1回目 令和4年7月14日

歩いては痛く無い。走っても痛く無い。ジャンプすると痛い。飛び上がる時も着地する時も痛い。

施術は、まず、身体全体の歪みの調整。捻挫した左脚全体の疲労を取る。特に、ふくらはぎから下・足首・足の裏や甲まで。

痛いのは、左足外くるぶしの少し上。圧痛もある。

靭帯の損傷がまだしっかり直っていないと思われるので、血流を良くするために、指撫法を丁寧に行う。

 

それから、動作法。(足首の関節のずれを修正する手法)

足首を内側にひねる動きで痛みがあるので、更にその痛い方向に動かしてもらって動作法。

 

内側にひねる動きでの痛みは無くなった。

 

脚全体と足の疲労を取る。

足首の周辺の血流を良くする。

仰臥位(仰向け)の状態での、足関節のずれを修正。

 

これが一通り終わったので、立ってもらい、痛みを確認。

 

ジャンプしても痛みは無い。大きくジャンプしても痛く無い!試合でも大丈夫そう、と本人。

 

立位での動作法も必要と思っていたが、あっけなく痛みは取れた。

 

せっかく来たので、16日の試合に備えて、反対の脚の疲労も取って終了。

 

16日の夕方、17日の試合に備えてもう一度施術を受けたい、と予約。

 

 

2回目 7月16日

夕方来院。ケンケンしてる。

えっどうしたの? ガー~ン、また捻挫(~_~;)

今日の2試合目の、試合開始後10分くらいでまた捻挫してしまったらしい。

 

かろうじて足がつけるが、足を着くのも痛い。

 

施術のやり方は、前回と同じ。

 

今回は、立位での動作法もやって、

普通に近く歩けるまでには回復。

でも明日また試合。明日まで直るかなあ。

 

試合は明日の午後なので、明日午前9時にまた予約。

睡眠をしっかり取ること。

3回目 7月17日 朝

朝、起きた時は歩いて痛かったが、施術前は歩いての痛みは無い。

施術は、指撫法と動作法が中心。

 

施術後、その場での小走りで痛み無し。

外を軽く走ってもらうと、左足外くるぶしの後ろ(アキレス腱の横のあたり)に痛みがある。

 

もう一度うつぶせになってもらい、ふくらはぎからアキレス腱横のあたりの疲労をしっかり取り、また走ってもらうと、

軽く走っても痛く無い。もう少しスピードを上げても痛く無い。

ジャンプしても痛く無い。

 

ここまでは、回復。

ただ、全力疾走をするのはまだ怖い。

 

午後の試合に出場するには、全力疾走ができないと。

試合になれば、多少の痛みがあっても、走れるとは思うが。

 

とりあえず、これで終了。

 

夜になって、お母さんから連絡をもらった。

午後の試合にオール出場できた。そして、勝利し東北大会の切符を手にした!

考察

16日の捻挫で、17日に間に合うかどうか難しい所だったが、間に合ってくれて試合に出場できたこと、本当に良かった。これこそ、施術家冥利につきる!

 

今回勉強になったことが2つ。

 

1つ目 内側にひねる動きのずれを修正したら、ジャンプでの痛みが無くなった。

2つ目 外くるぶしの後方(アキレス腱横)の痛みは、関節のずれではなくふくらはぎの緊張が原因だった。

 

とにかく、無事に最後の試合に出場できて、本当に良かった!

あと、運が良かったのは、県大会の会場が当院の所在地の湯沢市だったこと。遠い所だったら無理でした。

足首の捻挫について詳しくはこちら

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