スポーツ障害の皆様へ

 怪我をしないために。 
 早期回復のために。
 しなやかな筋肉を作るために

オスグッド

・痛かったら走らない。練習はしない。
・練習しながら治すのは、時間がかかる。痛くなったらそこでストップ。
痛くても走るのは、傷口を広げていることだから、痛みがひどくなり、治るまで時間がかかる。
・事情により、痛くても我慢して練習しなければいけないとしたら、できるだけ間をおかず、治療に通う。または、長期になることを覚悟して、治療に通い、ストレッチなど自分でできることをがんばる。

 

・練習前と練習後のストレッチをやる。特に運動後が大事。理想は練習前は、5~10分。練習後は10~20分。(理想は30分)時間が無ければ、1分でも5分でも。
・ストレッチの不足を補うために正座をする。正座は脚全体のストレッチになる。正座で、大腿の前側がつっぱるようなら、かなり筋肉が縮んでいる。
1日1時間の正座が目標。正座が習慣になれば、オスグッド(膝の痛み)にはならない。

正座で痛かったら、無理して正座するとかえってひどくなるので注意。

 

・膝のお皿は、膝を冷やす役目。サポーターなどで膝を温める と、膝の関節がずれやすくなるので、やらない方が良い。
・オスグッドは、アイシングも湿布もサポーターもテーピングも一切いらない。
・膝を回してはいけない。膝がずれやすくなる。(膝痛の予防のためには、膝を回さない方がいい)
・膝をねじってはいけない。ひねってはいけない。(膝はまっすぐしか曲げられない)
・方向転換は、膝をひねるのでは無く、股関節から。または、自転車のように身体を斜めにして、方向を変える。

 

・オスグッドは、成長期による痛み、と軽く考えてはいけない。オスグッドは、練習のしすぎ・あるいはストレッチ不足による、大腿の筋肉の疲労が原因。オスグッドは成長痛ではなく、れっきとした怪我。
・オスグッドは、大腿の前側の筋肉が疲労しているから、大腿の前側を疲れさせるような筋トレは、特にやめよう。

半月板損傷

・半月板損傷は、手術をしなくても治る。

・半月板損傷は、膝がずれかみ合わせがおかしくなって起こる。 膝のずれを正しくすれば、半月板はお餅のように柔らかいので、治る。膝の周辺の筋肉が疲労して痛い場合が多いので、その場合は、筋肉を治療する。

肉離れ

・ストレッチをやって無理に伸ばすと、また傷める可能性があるので、完全に良くなるまでは、傷めた筋肉を伸ばさないこと。
・施術を受けて、ある程度良くなったら、少し痛みがあるな、という程度だったら、動いても大丈夫。血流が良くなることで、早く治る。大事を取り過ぎて動かないと、かえって血流が悪くなるから、治るのに時間がかかる。

スポーツを頑張る皆様へ 共通すること

ストレッチは、痛いくらいやってはいけない。無理矢理伸ばすと、かえって筋肉は危険を感じて縮もうとする。気持ちよいくらい伸ばすのが良い。じわ~っと伸ばし、10数えるくらい。
・睡眠時間を最低8時間。小学生なら9~10時間。
十分睡眠を取ることで、回復が速まる。回復するのは夜なので、睡眠時間はとても大切。怪我を早く直したかったら充分寝ること。怪我をしたくなかったら、充分寝ること。

 

シャワーですませず、お風呂に入る。お風呂は疲労回復のために欠かせない。10分は湯船に首までつかろう。身体の中まで温まる。疲れているなら、回復を早めたいなら、1日2~3回入ると良い。(3回はなかなか難しいが、早く直したかったら、1日2回お風呂に入りましょう。)

 

・お風呂は、全身を暖めるから良い。水圧も良い。重力からも解放される。お風呂上がりに冷たいタオルで拭くか、水のシャワーをかけると、更に良い。血流の良い状態が長持ちし、回復が 速まる。
拭く順番は、足→手(腕)→顔→頭→身体の前側→身体の後ろ側
・アイシング、湿布はやらない方が良い。全身どこでも。冷やすのは良くない。
・筋肉は使うと必ず損傷している。疲労物質も出る。疲労物質や損傷した細胞を速く取り除き、新しい細胞を作るための材料を運ばなければいけないので、血液が集まる。

アイシング をすると筋肉が固くなり、血管が細くなり血流が悪くなる。要するに疲労回復が遅れる。アイシングは人間の自然な回復力の邪魔をしている。アイシングをすると疲労回復が遅れるので、かえって怪我をしやすくなる。

 

アイシングはせずに、撫でると良い。腕や指の力を抜いて、優しく一方通行に撫でる。そうすると、疲労物質が流され、血流が良くなる。アイシングはせず、撫でましょう。

(捻挫等、回復途中で運動しなければいけない場合はテーピングは効果的。)

 

・指撫法(しぶほう、一方通行でなでる)が良い。血行が良くなる。
・野球のピッチャーなら、練習後や試合後は、肩から肘ぐらいにかけて、指撫法を行うと良い。アイシングは、やらない方が良い。
・指撫法は全身どこでも効く。指に力を入れず、圧はかけず。ちょこちょこやるので無く、できるだけ、長い距離を撫でるようにする。

 

・しなやかな筋肉を作るためには、むやみに無理な筋トレはしない。 無理な筋トレをせずストレッチをすれば、筋肉のひっかかりがなくなり、スムーズに動く。小さな力で動くから、少ないエネルギーで済み、疲れない。

 

・痛みが無くなっても、スポーツを続けているかぎり、ストレッチと正座、お風呂、睡眠は続けよう。疲れていては、勝負には勝てない。
・姿勢も大事。背中を丸くしていると、内臓が圧迫され、十分に働くことができない。結果、疲労回復も遅れる。お腹(おへそのあたり)を前に出し、胸をはる。胸をはることで、酸素をしっかり吸い込むことができる。(胸を極端にはるのではなく、胸を開く、胸を広げる感じ。)
1日中、背中を丸めていると、生理湾曲が崩れる。そうすると、常に内臓が圧迫され、十分に働くことができない。
・要するに、怪我をしないためには、しなやかな筋肉を作るためには、生活全般からの見直しが必要。
・スポーツのケガ全般にいえることは、その子にとって練習に無理がある、または、ストレッチをやっていない、または、夜更かしするなど生活が乱れている(睡眠時間が足りない)、ということが考えられる。また、肉ばっかり食べて、野菜を食べない子も、怪我をしやすい。
・痛みが無くなってから練習に復帰するのは、くれぐれも慎重に。筋力が弱くなっているので、いきなり元の練習量にもどすとまた傷める可能性がある。痛みが出ないか確かめながら、少しずつ練習量を増やすようにする。3週間はかけるつもりで復帰する。(どのケガも同じ。特に長期にわたり休んでいた場合は、特に慎重に復帰すること)

 

・疲れ切った身体で練習すると、疲れた時の動きを身体が覚え込んでしまう。十分に休養をとり、元気な身体で練習すると、動きの良い状態を身体が覚える。けがをしないためにも、睡眠・ストレッチなど、絶対必要。

 

・筋肉の緊張や歪みがとれた状態で、8時間以上の睡眠をとれば、身体には奇跡のように自分の力で蘇生する能力が備わっている。様々な故障も早く回復する。だから、施術では、必ず、歪みを調整し、全身の緊張を取る。

 

自分の能力を信じましょう。自分の能力を発揮させるために、いろいろな注意事項を実践しましょう。

 

・コスモス自然形体院で教える開脚のストレッチは、歪みを修整する効果もある。このストレッチをやって、お風呂ににもゆっくり入り、睡眠時間をしっかりとることによって、身体は回復能力をいかんなく発揮できる。

 

コスモス自然形体院では、膝などの故障の治療をするだけでなく、よりよい筋肉を作るための・怪我をしないためのストレッチや練習方法を、治療中に、また、アスリートセミナーを行って、スポーツマンの皆様に伝えています。
同じ技術を持っているなら、筋肉が良い状態の方が、素早い動き・疲れない動きができます。コスモス自然形体院で、定期的にメンテナンスすることをお勧めします。

コスモス自然形体院