体が喜ぶ栄養教室⑦ 血流を良くするために、今日からできること

先日、当院に来ている患者さんから、

「血流を良くするために、自分でできることってありますか?」

と聞かれました。

 

その場でもいくつかお話ししたのですが、

考えてみると、日常生活の中でできることって、けっこうたくさんあるんですよね。

血液は、酸素や栄養を体の隅々まで運んでくれています。

 

ですから、血流を良い状態に保つことは、元気に過ごすためにもとても大切。

今日は、特別なことではなく、今日からできる血流のための生活習慣をお話ししますね。

 

※血液を固まりにくくする薬や、血流に関係する薬を服用している方は、自己判断で薬を減らしたり中止したりしないでください。薬については、必ず処方した医師に相談してください。

① まずは、水を飲みましょう

とても基本的なことですが、まず大切なのが水分をきちんと摂ることです。

体の水分が不足すると、脱水によって血液量が減るなど、循環にも影響します。

ですから、一度にたくさん飲むのではなく、こまめな水分補給を心がけましょう。

 

私は普段の水分補給には、ただの水をおすすめしています。

コーヒーや緑茶、紅茶などにも水分は含まれますが、カフェインも含まれていますので、飲み過ぎには注意しましょう。

カフェインを控えたい方なら、麦茶やルイボスティーなどもいいですね。

 

「喉が渇いたな」と思ってから一気に飲むのではなく、仕事の合間などにちょこちょこ飲んでみてください。

② とにかく、動きましょう!

「血流を良くする運動」と考えると、何か特別な運動をしなくてはいけないと思うかもしれません。

でも、難しく考えなくて大丈夫。

 

歩く。
掃除をする。
洗濯物を干す。
買い物に行く。

 

なんでもいいんです。

じっとしている時間を減らして、できるだけ体を動かす。

筋肉が動くことは、血液が体を巡る助けになります。

 

「運動する時間がない」という方も、まずは日常生活の中で動く時間を増やすことから始めてみてください。

③ 座っているときこそ、ふくらはぎを動かしましょう

テレビを見ているとき。

パソコンで仕事をしているとき。

勉強をしているとき。

バスや電車に乗っているとき。

こんな時間は、どうしても体がじっとしていますよね。

 

そんなときにおすすめなのが、足首の体操です。

足首を手前にグーッと曲げる。

反対側にもグーッと伸ばす。

足首をぐるぐる回す。

これだけでも、ふくらはぎの筋肉が動きます。

 

ふくらはぎの筋肉は、脚から心臓へ血液を戻す働きを助けることから、「第二の心臓」と呼ばれることもあります。

長時間座って仕事をしている方は、時々足首を動かしてみてください。

④ 「貧乏ゆすり」も悪者ではありません

一般的には「行儀が悪い」と思われがちな貧乏ゆすり。

でも、健康という面から見ると、座ったまま脚を動かす一つの方法になります。

 

私は時々、

「貧乏ゆすりじゃなくて、健康ゆすりと思えばいいですよ」

なんてお話ししています。

もちろん周りの人の迷惑にならないところで(笑)。

 

そして、立っているときには、かかとの上げ下げもおすすめ。

例えば歯磨きをしながら、

かかとを上げる、下ろす。

上げる、下ろす。

 

これなら、ふくらはぎを動かしながら筋肉も使えます。

血流+筋トレで一石二鳥!

わざわざ運動の時間を作らなくても、こんな「ながら運動」なら続けやすいですよ。

⑤ 肩や首も動かしましょう

ふくらはぎだけではありません。

 

パソコン仕事などで同じ姿勢が長く続いたら、

腕を大きく回したり、

肩を回したり、

首を無理のない範囲でゆっくり動かしたり。

体のあちこちをこまめに動かしましょう。

 

大切なのは、

「長時間、同じ姿勢のままでいないこと」

です。

 

1時間運動したから、その後ずっと座りっぱなしでいい、ではなく、

日常生活の中で、ちょこちょこ体を動かしてあげましょう。

⑥ 甘い物・甘い飲み物の摂り過ぎにも注意

血管の健康という意味では、食生活も大切です。

特に気をつけたいのが、

 

甘いお菓子や甘い飲み物を頻繁に摂る習慣。

 

コーラやジュースだけでなく、スポーツ飲料などにも糖分が多く含まれているものがあります。

甘い物などを頻繁に摂る生活が続くと、血糖値が上がりやすくなります。

そして高血糖の状態が長く続くことは、血管を傷つける原因になります。

 

「甘い物を全部やめましょう!」

と言われたら、なかなか大変ですよね。

 

ですから、まずは飲み物からでもいいと思います。

「いつもジュースだったけれど、今日は水にしてみよう」

それだけでも一歩前進です。

⑦ 血管の健康のためにも、いろいろな栄養を

「血流を良くする食べ物は何ですか?」

と聞かれることがあります。

 

私は、何か一つの食品をたくさん食べるより、必要な栄養をバランスよく摂ることが大切だと思っています。

そこで、いつもの

「まごにはやさしいわ」

です。

 

豆、ごま、肉・魚・卵・納豆、発酵食品、野菜、魚、しいたけなどのきのこ、いも、わかめなどの海藻。

いろいろな食品から、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどを摂りましょう。

 

おすすめは、やっぱり具だくさん味噌汁

一つのお椀にいろいろ入れられるので、とても便利ですよ。

⑧ 頑張ってばかりいないで、リラックスする時間も

もう一つ忘れてほしくないのが、

心と体の緊張です。

 

ストレスや緊張状態が続くと、交感神経の働きなどによって血管が収縮したり、筋肉もこわばりやすくなります。

 

だから、一日中頑張り続けるのではなく、

 

ホッとする。

ゆっくりお風呂に入る。

深呼吸する。

好きな音楽を聴く。

自然の中を歩く。

 

そんな時間も作ってください。

 

心がホッとすると、

不思議、不思議。

体の力も抜けて、筋肉もゆるんできます。

 

これも、体の巡りを整えるために大切なことだと思います。

当院の施術でも大切にしていること

コスモス自然形体院の施術は、強く揉んだり、無理に体を動かしたりする施術ではありません。

 

「気持ちいい」

「眠くなってきた」

と言われることも多い、やさしい施術です。

体がリラックスすると、緊張していた筋肉もゆるみやすくなります。

 

私は、痛いところだけを見るのではなく、体と心の両方がホッとできることも大切にしています。

血流のために、特別なことをしなくてもいい

こうして並べてみると、

水を飲む。

こまめに動く。

ふくらはぎを動かす。

甘い物を摂り過ぎない。

いろいろな栄養を摂る。

 

そして、時にはゆっくり休む。

 

特別なことではありませんよね。

 

でも、こういう小さなことを毎日積み重ねることが、血管や体全体の健康を支えてくれます。

血液が体の隅々まで巡り、酸素や栄養を届けられる環境を整えてあげる。

そうすれば、私たちの体が本来持っている働きもしっかり発揮しやすくなります。

 

疲れやすい、だるい、会社の仕事をするだけで精一杯、慢性の肩こりがなかなか治らない・・・

こんな人は、血流を良くすることで少しずつ改善するかもしれません。

 

でも、全部いっぺんにやらなくても大丈夫。

 

今日は水をもう一杯飲んでみる。

テレビを見ながら足首を動かしてみる。

ジュースを一本、水に替えてみる。

 

そんなところから始めてみませんか?

 

今より少し、体が喜ぶ生活へ。

 

コスモス自然形体院
小松 尚子

コスモス自然形体院